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私のおじいちゃんが補聴器をつけなかった理由
補聴器屋さんって街中でいくつか見かけますが、もし補聴器を買うとしたらみなさんは何を基準に買いますか?
私の祖父は加齢性(老人性)難聴で、話は聞き返しが普通、テレビは爆音レベルという感じでした。
そんな祖父から「補聴器を買ったからもう大丈夫」と連絡があり、補聴器を使用している私はとても安心していたのですが、ある日遊びに行くといつも通りのテレビの爆音。
私「あれ、補聴器買ったって言ってなかった?」
祖父「買ったけど、言葉がよく分からんし、うるさくて頭が痛くなるからやめた」
ということでした。
その購入した補聴器をみてみると、理由は一目瞭然でした。
祖父が購入したのは「補聴器」ではなく「補聴器タイプの集音器」だったのです。
補聴器を装用している方ならお分かりかと思います。
集音器は音を大きくはできるのですが、音域ごとの調整ができないので、すべての音域の音が大きくなるし、一般的に騒音カットもないので雑音もかなりうるさい感じです。
とても静かな場所で一人だけと話すならいいかもしれないですが、祖父は外にでかけるのが好きで集まりで多くの人と話すのである程度機能がついた補聴器でないと無理だと思いました。
その日のうちに私が利用する補聴器屋さんに連絡し、すぐに試用で調整(フィッティング)を行い、数日後に別の補聴器を購入したお話でした。
おじいちゃんやおばあちゃんが補聴器をなかなかつけない理由ってこれなんですね。
補聴器をしたくなくなる理由はよく分かります。補聴器は調整が合わなければ苦痛ですから。
本当の補聴器を装用すれば快適に過ごせるのに残念!
みなさんのおじいちゃんやおばあちゃんは大丈夫ですか?
もしプレゼントする機会があれば、音域調整可能な補聴器をプレゼントしてくださいね。
補聴器はピンからキリまであります。
低価格に越したことはないですが、使えなければ意味がなく、買い替えると余計な費用が増えるので、
購入の際は機能をよくみてくださいね!