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鍼灸治療のすすめ

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~病院ではしない難聴めまい治療が鍼灸にはある~

鍼灸では体の機能バランスを整えたり、特定の身体部位の症状を改善する効果があります。

鍼灸は人によって効果や感じ方が違うと思いますが、私自身は間違いなく効果を実感していて、実感しているからこそ延べ15年以上も鍼灸にお世話になっています。

ここでは、私がどんな鍼灸治療に助けられているかをご紹介しますね。


私と鍼灸との出会いは、2回目の突発性難聴が発症したときです。

このときは、耳鼻科から処方されたプレドニン(ステロイド)、アデホスコーワ(血流改善薬)、メチコバール(ビタミンB12剤)、イソバイド(経口浸透圧利尿剤)をすぐに服用したのですが、最初の2週間でなかなか聴力が戻らず、かなりの焦りからインターネットで治療法を探していたときに突発性難聴専門の鍼灸治療を見つけたことがきっかけです。

当時私は福岡市にいましたが、たまたま通える範囲に突発性難聴の治療を専門的に施術するという鍼灸院があったためすぐに行きました。

そこで鍼灸師さんに言われたのは、

『2週間以上経過しているのであれば元に戻すのはかなり難しい』

『ただし、改善は図れる可能性はある』

という大きな改善を期待していた私の気持ちとは全く違う言葉でした。
しかし、聞こえを1dbでも改善したい思いからその鍼灸院に通い始めました。

それから約3年間、私が勤務先の転勤で転居するまで週1回の通院をずっと続けていました。
結果から先にいうと、聴力は少し回復しています。

 

通っている期間、待合室で突発性難聴を発症した多くの方にお会いしました。なかには小学生のお子さんもいて、その子のことをとても心配していたことをよく覚えています。

それから、数人の鍼灸師さんのお世話になり、いまは千葉県の自宅近くにおられる鍼灸師さんのところに週1回通い、そこでは2年以上お世話になっています。

突発性難聴の原因はいまだはっきりと解明されていませんが、循環障害説、ウイルス感染説、ストレスによる機能障害説などいろいろとあるようです。そのなかでも鍼灸治療が最も関与できる可能性があるものが循環障害への対処だと私は考えています。

鍼灸では、耳周辺(乳様突起周辺、第1・2頚椎横突起など)の筋緊張を緩和することで内耳の血流改善をはかったり、頸部の筋肉を弛めることで椎骨動脈に影響をあたえ耳鳴り・難聴の軽減に役立てますが、私自身としても効果があることを体感しています。

私自身鍼の体験からですが、鍼灸治療をおこなうことで、

  1. 耳部や内耳の血流改善
  2. 強い肩こりや頸肩部の筋緊張の緩和
  3. 心身のリラックス効果
  4. 全身調整などの包括的治療

が可能と考えておりまして、緊急時の耳鼻科との併用は有用であると感じます。

では、どんな治療をするのか?
ここでは私が受けている2つの治療をご説明します。
ひとつは「難聴改善への治療」、もうひとつは「めまいへの治療」です。

難聴治療

主に耳に効くというツボに針を入れたりお灸をしたりします。
直接耳回りのツボと手足など体にある耳とつながるツボに針やお灸をする感じです。
代表的なツボは以下のとおりです。
このツボは私が通った鍼灸院すべてで使われていました。

翳風(えいふう)
主治:耳鳴り、耳聾、聾唖、中耳炎、耳下腺炎、扁桃炎、顔面神経麻痺、下顎関節炎、メニエール病
人間の複雑な表情を作り出す表情筋を支配する顔面神経。
その顔の目や口を動かす表情筋を支配する顔面神経は翳風の深部に通っており、翳風を刺激することで表情筋の緊張が緩和されると言われています。

下関(げかん)
主治:耳鳴り、耳聾、聾唖、中耳炎、歯痛、顎関節症、開口障害、三叉神経痛、顔面神経麻痺
耳鳴り・難聴は咀嚼筋・僧帽筋・胸鎖乳突筋の慢性的な緊張が原因とされています。
三叉神経の出口である下関への刺鍼は神経の興奮を鎮静することができ、咀嚼筋や頭頸部の凝り改善に有効です。

突発性難聴と診断され間もない方へ
突発性難聴は慢性化してから鍼灸治療を受けても効果が出にくいと言われています。
西洋医学的治療を第一選択としつつ、発症後1~2週間以内に鍼灸治療を開始すれば聴力の回復が期待できますが、それ以降は1日単位で治癒率が低下して回復は困難になると言われていますので、もし、突発性難聴の診断を受けた場合はお急ぎになることをお勧めします。

めまい治療

主に自律神経の調整に効くというツボに針を入れたりお灸をしたりします。
全身のツボ、頭部・顔面、胸部・腹部・手足などすべてに針やお灸をする感じです。
私の経験では、自律神経のバランスを整えるツボの効果は高いと感じています。

<<留意点>>
原因がよく分からない耳鳴り・難聴に苦しむ方は多く、鍼灸治療にその軽減効果を期待する人は少なくありません。しかし、耳鳴り・難聴の原因は多岐にわたっており、西洋医学的治療を第一選択としなければならない場合も多く、それが治癒に繋がることもあります。ですので、西洋医学的治療と鍼灸医学的治療の両方の恩恵を享受できることが理想であると考えます。
なお、耳鳴り・難聴に対する西洋医学的治療は、中耳手術、薬物療法、理学療法、心理療法などがあり、急性期に抗生剤、ビタミン製剤、循環改善剤やステロイド剤等の薬物療法がおこなわれ、慢性期では手術が中心になるかと思います。
私自身もこれらの治療を経験しています。



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